2006年06月26日

中耳炎

幼稚園に通う長男が先日、中耳炎にかかりました。
風邪や鼻水などの兆候もなく、夜に突然耳を押さえて痛がったのが始まり。
翌朝になって片耳から耳だれ(鼓膜の内側にたまった膿が鼓膜を破って出てくること)が出て耳鼻科を受診したところ、急性中耳炎とのことでした。

息子は、0〜2歳までは保育園通いで四六時中、中耳炎を繰り返した“中耳炎のプロ”のようなありがたくない経験を持っています。
中耳炎というと、“夏の風邪”“プールが原因でなる”というイメージを持っていらっしゃる方も意外と多いようなのですが、実は、1年中かかる病気。
のどや鼻から入った細菌が、耳管を通って中耳に達し、炎症を起こしてしまうそうで、耳管の短い子どもは、菌がすぐに耳に行ってしまうので、非常にかかりやすいそうです。
特に0〜1歳代から保育園での集団生活をしている場合には、一層かかりやすい病気です。
やっかいなのが、中耳炎の原因になっている菌の中に、 「耐性菌」という抗生物質が効かない菌が増えてしまっていること。
そのせいで、通院し薬を飲んでもなかなか治らず、肺炎など他の病気を併発するケースもあるほどです。

急性中耳炎がなかなか完治しないと、鼓膜に穴が開いたままで難聴の恐れもある「慢性中耳炎」や、一見症状が出ず、痛みもないため気付きにくいけれどやはり難聴にもつながる恐れのある「滲出(しんしゅつ)性中耳炎」にもなることがあるそうです。

どこが痛いか、具合悪いか、ある程度訴えられる年代になると少しは気付きやすいですが、赤ちゃんの場合はそれができないので、ましてや中耳炎経験が今まで無いお子さんの場合には、発見が遅れることがあるよう。
我が子の経験からすると、子どもの風邪と中耳炎は、切っても切り離せない関係なのに、小児科受診時に、中耳炎の可能性を教えてくれたり、念のための耳鼻科受診をすすめてくれたケースは、あまり多くありませんでした。
なので、お子さんの鼻水がひどくなって黄色いドロドロしたあおっぱなが出たり(あおっぱなは、細菌性の鼻水だそうです)、何だか不機嫌が続いて、耳を押さえるようなしぐさが見られたら、耳鼻科の受診もおすすめします。

耳鼻科の先生によると、今回の息子のように、主だった前兆がなく発症することもあるそう。
息子は、やはり抗生物質が効かず、耳だれが1週間以上なかなか止まらなかったのですが、耳に直接入れる点耳薬を処方してもらって、徐々によくなりました。

耳だれが出て、鼓膜が破れている間はやはり、大きな物音が響いたりするよう。
毎日の妹弟の泣き声に慣れっこになっている息子なのに、耳に響いて気になったそうです。
そして「お母さんも、静かな声で怒ってね〜」とニコニコして言われてしまいました。
中耳炎の際の、親の注意点の1つかも!?(ち)
posted by penguin at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月17日

季節外れのインフルエンザ

先週火曜日に水戸市内の幼稚園に入園した長男。
金曜夕方から「疲れた」と訴え、咳もコンコン、夕食を食べると早々に布団に入ってしまいました。
「週の後半、冷えたし、新環境で気を張って疲れも出たのかな?」なんて思っているうちに、どんどん熱が上がり39度2分!
翌日小児科を受診し「風邪でしょう」との診断を受け、座薬を使いましたが、少し下がってはまた上がるという感じ。
しかし3食はいつも通り食べられ、日曜夜には37度に下がり、本人も「明日また幼稚園、楽しみだな〜」と言うまでに回復しました。

ところが今日、幼稚園に迎えに行った際、熱が出た話をしたら「うちも39度出たんです!」というお母さんが。
そして他のお母さんが「インフルエンザが出たようですよ」と。
え〜!こんな時期のインフルエンザ!
そういえば昨年の4月はじめ、長女が高熱を出した時に小児科の先生に「まだインフルエンザが若干残っているので、その可能性もあります」と言われたことがありました。
結局その時はインフルエンザではなかったのですが、4月半ばまで残るインフルエンザもあるんですね。

流行期に比べれば威力は落ちるのかもしれないけど、やはりインフルエンザという響きは怖いもの。
予防接種の効果だって、当然残ってないでしょうし。

ところで、インフルエンザにかかった場合、熱が下がってから2日経過するまでは出席停止とすることが学校保健法施行規則で定められていますが、この時期のインフルエンザって親はもちろん予測しないし、医者も検査をせずインフルエンザと診断されないこともあるでしょう。

今日幼稚園からもらった園便りにも、園内で季節外れのインフルエンザが出たこと、出席停止となる感染症の種類と、医師の登園許可を出席ノートに書いてもらうことなどの注意が書かれていましたが、うちの息子は結局インフルエンザだったのかどうかも、可能性は高いけど断言はできません。。。
熱が下がって回復してしまった今となっては調べようもないけど、同じように週末39度台の熱が出たけどインフルエンザとは思いもせず、土日で回復して登園した子もいたので、今後の他のお友達の様子が気にかかるところです。

と、こんな時期のインフルエンザ情報でした。
皆さんも、お気をつけ下さい。(ち)
posted by penguin at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月13日

小児科選び色々。

冬の間、インフルエンザなどの感染を恐れ、少々の風邪や下痢では小児科を受診しなかった我が家なのですが、今日は生後11ヶ月の次男が、小児科医院で9〜11ヶ月時健診を受けてきました。
というわけで、今日は小児科選びの話題です。

小児科選びの基準って、御家庭でそれぞれですね。
人気のあるところ、比較的すいていてすぐに診察してもらえるところ、説明が丁寧なところ、薬を出しすぎないところ、何よりも遠すぎないところ。。。
友人と話していても、色々な視点が話題になります。

我が家は、約3年前、水戸に引っ越してきて2ヵ月後に長女が生まれたのですが、友人もいなく、小児科事情が分からず、予防接種や健診がてら、結構色々な医院に行ってみたものです。。。
そして、少しずつできた友人情報などをもとに落ち着いたのが、水戸市河和田町の「おひさまこどもクリニック」。
(医院情報は、こちらのサイトをご覧下さい。)

症状の軽い風邪などでは薬を出さない時もあり、子どもの自然治癒力を大切にされている院長先生です。
もう1つ大きな特長なのが、感染性の病気が疑われる患者とそうでない患者を接触させないために、入り口、診察室、トイレも分けている点。
なかなか、ここまで徹底させるのは簡単なことではないのだろうなあと思います。

我が家の一例を挙げましたが、色々な視点から、お子さん、その御家庭に合った病院が見つかるのが一番ですね。(ち)
posted by penguin at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

冬の悩み、嘔吐下痢症

子どものお友達も、ペンギンスタッフのお子さんたちも嘔吐下痢症にやられているみたいだな〜と思っていたら、我が家の次男と長女も、最近やられました〜。
冬につきものの病気ですね。
我が家の子どもたちも毎年、誰かしら必ずやられています。
非常に感染力の強いウイルスによるものだそうで、家族間での感染はもちろん、お友達間でもすぐにうつってしまいます。
子どもがよくなったと思ったら、自分が同症状で苦しんだという経験を持つお母さん、お父さんもいらっしゃると思います。

対処法に関しては、ペンギンくらぶHPのこちらで、日製水戸総合病院小児科主任医長の長尾和哉先生のお話を紹介していますのでご覧下さい。
生後10ヵ月の我が家の次男は、離乳食もかなり進んで卒乳して母乳もほとんど出なくなっていた時期の嘔吐下痢症だったのですが、水分補給のためにミルクを飲ませたらよく飲んだので、2〜3日ミルク主体で過ごしました。
しかし、長尾先生のお話にもあるのですが、嘔吐下痢症時は、赤ちゃん用の「アクアライト」や「アクアバランス」などは食欲を増進させる効果もあるそうで、これらを飲ませた上で、食事を摂れるようになってきたらある程度食べさせた方が、体力の回復も早くてよいのだそうです。
もちろん、お子さんの好むもの優先で、とにかく栄養は気にせず水分をどんどん摂らせることが重要なようですね。

嘔吐下痢症の症状は1週間以上続くことも少なくないので、小さな体で嘔吐や下痢が続くと、必ず回復するとは思っていても、親としては不安でたまらないですよね。。。
我が家も受診させようかかなり迷ったのですが、「水分をよく摂れていれば様子を見て大丈夫」という複数情報を見て、受診でインフルエンザなどの他の重い病気をもらってきてしまうことを避けるため、受診せずに様子を見る日々でしたが、不安でした。
そんな「受診させた方がいいのか、様子を見てもいいのか」と迷っている時に、看護師に相談に乗ってもらえるこちらのダイヤルもあります。

1年のうちでも、特に子どもの病気に関して気の休まらない時期ですが、梅の花もチラホラ咲き出した様子。
暖かい春はもう近くまでやってきています。
なんとか乗り切りましょう!!(ち)
posted by penguin at 21:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 子どもの病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月07日

インフルエンザ流行中

インフルエンザが猛威を振るっていますね。。。
子どもが幼稚園や小学校に通っていると、ウイルスをもらってきてしまう機会も増えます。
そして、家族の1人がかかると、次々にウイルスのピンポン状態に。。。

感染予防のために、ワンシーズン2回の予防接種を受けているご家庭も多いと思いますが、予測されたインフルエンザの型と実際に流行した型が違うと、予防接種も効かないようです。
また、小さな子どもは、予防接種での免疫がつきにくいこともあるようです(しかし、かかった時に重症化することを防ぐ効果はあるそうです)。

急な悪寒や高熱、関節の痛みや倦怠感など、顕著な症状が出て、大人だったら「これはインフルエンザか!?」と素早く受診することが可能でも、症状をうまく伝えられない乳幼児には特に注意が必要。
肺炎や脳炎、脳症などの合併症もこわい病気です。

ペンギンくらぶHPのこちらでは、水戸市で小児科医院を営む宮本幹夫先生が、インフルエンザの予防法や対処法を非常に簡潔に噛み砕いて説明してくださっています。
インフルエンザについてのさらに詳しい情報は、国立感染症研究所「感染症情報センター」のHPのこちらもご参考にしてください。(ち)
posted by penguin at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもの病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。